あおの炊事場

30代女ゆるゆるブログ

人種を越えた物語

【太陽の棘】

原田マハ

 

1948年、

戦後の沖縄を舞台に。

主人公のエドアメリカ人の精神科医(軍医)として、沖縄に配属される。

日本人画家達との出会いによって、

熱い友情物語が始まる。

実話を基に描いた物語。

 

どの顔にも、

いかなる戦き(おののき)もなかった。

どの顔も、ただ、

光に満ちていた。

 

こうして、私は、

出会ってしまった。

出会いようもない人々と。

 

ゴーギャンのごとく、

ゴッホのごとく、

誇り高き画家たちと。

太陽の、息子たちと。

 

戦後間もない沖縄で、

画家たちの、

信念に自信を持って力強く生きる姿に感銘を受けるエド

 

ラスト数ページ、

実際に目の前にその風景が広がった様で

涙が止まらなかった。

人種を越えて、ここまで友情が芽生えるのを日本人として嬉しくなった。

 

今日6月23日は、

太平洋戦争末期の沖縄戦が終わったとされる「慰霊の日」。

 

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