あおの炊事場

30代女ゆるゆるブログ

不幸とみるか、幸福とみるか

リボルバー

原田マハ

 

オークション会社に持ち込まれた一丁の拳銃。

持ち主によると、その銃はゴッホの身体を撃ち抜いたものという。

はたしてそれは真実なのだろうか。

 

 

 

「参考文献」のとてつもない量。

この本に挑むマハさんの心は本気なのだと感銘を受けた。

本当にすごすぎる😭

アートが好きだからこそ、

アートに対しての関わり方のコツも教えてくれているような気がする。

 

一生懸命になれる何かがあるって、

なんかすごいことよね。

絵を見るってそういうことかもね。

目には見えない、

画家が絵筆に込めた情熱………みたいなものを、

絵を通して受け取る、っていうか。

 

「史実に基づくフィクション」

どこが史実で、

どこがフィクションなのか

想像が膨らむ。

むしろ、フィクションの部分だとしても、

わくわくしているこの瞬間があればそれで良い。

 

ゴッホゴーギャン

ふたりとも幸福だった

という結論を導き出したい。

これは主人公、冴の言葉だけれど、

マハさんの気持ちなのではと勝手に受け止めている🥺

 

アートについて、なかなか触れる機会がないからこそ、勉強になる一冊。

表紙も素敵😊

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