あおの炊事場

30代女ゆるゆるブログ

異国の地で愛情の種をまく

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暴力は人間に何ももたらしません

引用:宮田律著

【武器ではなく命の水をおくりたい中村哲医師の生き方】

平和主義の中村先生が地道に築いてきたことこそが

今の世界に必要なことだと痛感

 

いかにアフガニスタンの人々から

愛されていたかが伝わる一冊

 

中村哲先生は医師として30年以上

アフガニスタンで診療の他

用水路の建設や農業の発展等に力を注いだ方だ

 

中村先生は食糧不足と平和は関係が深い

といつも口にしていました

アフガニスタンを安定させるのに

何より必要なのは食糧と水だとして

そのためには農業生産を

上げていかなければいけない

と説きました

 

日本では考えられないような食・飲用水の環境

アフガニスタンへ行った中村先生が

自身が医師にも関わらず

環境整備に手を出したのも納得だった

 

私はアフガニスタンは戦争のイメージが強く

干ばつで農作物が育ちにくいとか

飲用水が十分に行き渡っていないことなど全く知らなかった

 

そしてアフガニスタンの人は

親日とのこと

これも本書を読んで初めて知ったことだ

親日家」と聞くと

その国のことを知りたくなるのは

私だけだろうか

 

ただ環境整備に取り組んだだけではなく

現地の人々に敬意を払い

寄り添われたからこそ

多くのアフガニスタンの人の心に残る存在になったのだろう

 

この本のタイトルのように

平和な世界になりますように

 

【武器ではなく命の水をおくりたい中村哲医師の生き方】

宮田律著